フリーランスとして独立したばかりで、会計や確定申告に不安を感じていませんか?
「帳簿ってどう付けるの?」「青色申告って難しそう…」「税理士に頼むのは費用が心配」——そんな悩みは誰にでもあります。
この記事では、マネーフォワードクラウド確定申告を活用し、会計知識ゼロからでも青色申告まで進められる方法を、筆者の体験を交えて解説します。
以下の内容を知りたい方におすすめ:
- フリーランス薬剤師に合ったプランの選び方
- 銀行口座やクレカ連携、勘定科目設定のポイント
- 開業初年度にありがちなつまずきと対策
- 記帳〜e-Tax提出までの流れ
この記事を読めば、確定申告の流れを理解し、自信を持って会計業務に取り組む準備が整います。
マネーフォワードクラウド確定申告とは?
マネーフォワードクラウド確定申告は、個人事業主向けのクラウド会計ソフト。青色・白色申告の両方に対応し、PC・スマホどちらからでも操作可能です。
主な機能:
- 確定申告書・青色申告決算書・収支内訳書の自動作成
- 銀行口座やクレジットカードと連携して取引を自動取り込み
- 自動仕訳ルールと勘定科目の提案機能
- e-Tax連携でオンライン申告が可能
プランと料金の比較(2025年版)

プラン名 | 年額(税込) | 主な機能 | 特徴 |
---|---|---|---|
パーソナルミニ | 10,800円 | 確定申告書作成・e-Tax対応・銀行連携など | 初心者向けの最低限機能 |
パーソナル | 15,360円 | 消費税対応・毎月自動請求書作成・レシート無制限 | 青色申告の定番 |
パーソナルプラス | 35,760円 | 電話サポート付き | サポート重視の方向け |
※すべて無料トライアルあり。試用後に課金開始。
筆者は現在「パーソナルプラン」を利用しています。自動請求書作成機能が非常に便利で、請求業務の手間を大幅に減らせています。ただし、フリーランス薬剤師の場合は請求書の発行頻度がそれほど多くないケースも多いため、「パーソナルミニ」でも十分対応できる場合があります。
一方で「パーソナルプラス」は、電話サポートが必要な方には適していますが、他のプランと比べると価格面で割高に感じられることも多く、利用頻度やサポートの必要性を踏まえて慎重に検討したいところです。
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導入前に準備しておくこと
- 開業届(個人事業の開業・廃業等届出書)の提出
- 青色申告を行うなら、事前に「青色申告承認申請書」を提出
- 事業専用のメールアドレスや銀行口座、クレジットカードの準備
- 報酬の受け取り方・経費計上の基本を理解
💡 「開業届」や「青色申告承認申請書」の詳しい手続きについては、こちらの記事で解説しています。
契約・初期設定の流れ
マネーフォワードクラウドの契約






- 公式サイトからアカウント登録・プラン契約(すでに登録済みならスキップ可)
初期設定



- 「各種設定」→「事業者」画面で、事業者情報(氏名、住所、事業内容など)を入力し、「設定を保存」
- 申告区分(青色申告/白色申告)、控除額、消費税の課税方式などを自分の状況に合わせて選択
- 勘定科目や補助科目、取引先なども必要に応じて登録しておくと、日々の記帳がスムーズに
青色申告に必要な帳簿付けの基本とポイント
収入の記帳方法
- 源泉徴収なし:そのまま売上計上
- 源泉徴収あり:差引後の入金額との差額は「事業主貸」で調整
経費の記帳例(薬剤師の場合)
- 交通費 → 旅費交通費
- 白衣・文具 → 消耗品費
- 学会・Eラーニング → 研修費 or 会議費
- 書籍代 → 新聞図書費
- 薬剤師会年会費・保険料 → 諸会費
- 会計ソフト利用料 → 通信費 or 支払手数料

勘定科目に迷ったら?
公式ヘルプや税理士監修のガイドを参考に、同じ処理ルールで統一するのがポイントです。
👉 勘定科目で迷ったときは、マネーフォワード公式ヘルプも参考になります。
注意したい処理ポイント
開業費の計上
名刺作成費やWebサイト準備費用などは「開業費」として計上可能。繰延資産として処理し、申告時にまとめて経費化できます。
家事按分の考え方
家賃・通信費などプライベートと共用の支出は、事業使用分を合理的に按分して経費計上。按分比率の根拠を記録しておきましょう。
青色申告決算書と確定申告書の提出方法

- 売上・経費の記帳完了後、減価償却や家事按分を入力
- 青色申告決算書を自動作成
- 所得税額と控除額を確認
- e-Taxソフトにデータをアップロードし、マイナンバーカードで送信
筆者はまだ事業開始後の確定申告は行っていませんが、操作性の観点から作成と提出は「確定申告書等作成コーナー」も併用する予定です。
※なお、配当控除や外国税額控除などの投資関連の項目を申告する場合は、「確定申告書等作成コーナー(国税庁)」のほうが入力しやすいと感じる場面もあります。
投資をしていない方は特に意識する必要はありません。
実際に使って感じたポイント(体験談)
- 勘定科目の自動提案が便利。迷ったときも検索で対応可能。
- 銀行・クレカを連携し、現金使用を減らすと記帳がラク。
- どうしても現金で支払う場合は、筆者はプライベート資金で立て替え、帳簿上は『事業主借』として記載しています。現金勘定を帳簿に出さずに済むため、残高のズレを防ぎ、管理もしやすくなります。
- 困ったときはチャットサポートやYouTube動画が助けに。
まとめ|マネーフォワードクラウドで申告の不安を解消しよう
確定申告の準備に戸惑うのは当然のこと。
でも、マネーフォワードクラウド確定申告を使えば、記帳からe-Taxまで一通りの流れがわかりやすく整理されており、初心者でも取り組みやすい設計です。
以下のような方に特におすすめです:
- はじめて青色申告をする方
- 自動化で入力の手間を省きたい方
- 税理士に依頼せずコストを抑えたい方
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