「フリーランスとして独立したけど、正直お金のことが一番不安…」
そんな気持ちを抱えていませんか?
会社員時代とは違い、フリーランスは収入も支出もすべて自分で管理する必要があります。
「家計管理って何から始めればいいの?」「将来に向けたお金の備えはどうすれば?」と迷うのは当然のことです。
この記事では、フリーランスとして独立したばかりの方に向けて、最低限押さえておきたい家計管理と資産形成の基本を、実体験をもとにわかりやすく解説します。
- 収支をしっかり「見える化」する方法
- 固定費の見直しで生活を安定させるコツ
- 生活防衛資金の考え方と貯め方
- 初心者でも安心して始められるインデックス投資
フリーランスとしての経済的不安を少しでも減らしたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
できることから始めるだけでも、安心感は大きく変わります。
収支を「見える化」して把握する

フリーランスのお金管理の出発点は、まず「自分がいくら使って、いくら残っているか」を正確に知ることです。
特に重要なのは「漏れなく把握する」こと。現金支払いが多いと記録漏れが発生しやすく、正確な収支管理が難しくなります。
そのためには、以下のような手段を組み合わせるのが効果的です。
- 銀行口座はネットバンクをメインにする
- クレジットカードや電子マネーでの支払いに統一する
- 家計簿アプリ(例:Money Forward ME)を活用して自動連携する
これにより、日々の支出を意識せずとも可視化でき、定期的な振り返りも楽になります。
生活費の見直しは「固定費」から始めよう

「収入を増やすこと」は簡単ではありませんが、「支出を減らすこと」はすぐに取り組める現実的な改善ポイントです。
なかでも効果が大きいのが、以下のような固定費の見直しです:
- 通信費(格安SIMへの乗り換えなど)
- 保険(不要な民間保険の解約)
- 家賃(立地・広さを見直す)
- 車(維持費を含めて不要なら手放す)
特に、フリーランスになったばかりで収入が不安定な時期は、
「支出のベースを下げること=安心できる生活の土台を作ること」に直結します。
一方で、変動費(月々の食費や日用品費)や特別費(年1〜2回発生する大型出費)についても、
日常的な支出管理において無視できない存在です。
- 変動費は「使いすぎないための目安」として月単位の予算を設ける
- 特別費は「突発的に見えるが、想定できる出費」として、年単位の予算を立て、月割で積み立てておく
このように、固定費の削減から始めつつも、変動費・特別費にも柔軟に備えることで、より安定した家計管理が実現できます。
生活防衛資金を貯める

収入が不安定になりがちなフリーランスにとって、「収入が途絶えても生活できる安心感」は大きな支えになります。
その役割を果たすのが「生活防衛資金」です。
一般的には生活費の1〜2年分が目安とされ、投資には回さず、いつでも使える普通預金など流動性の高い形で保管するのが基本です。
預け先としては、ネットバンクの普通預金で十分です。
ただし、生活費と同じ口座にあると、つい使ってしまいそうな方は、以下のような工夫で管理すると安心です:
- 同じ銀行内の「目的別口座」を使う(例:住信SBIネット銀行)
- 別のネットバンクを生活防衛資金専用にする
「うっかり使わないように、仕組みで守る」ことが、非常時まで手をつけずに済むポイントになります。
なお、口座を増やしすぎると全体の把握が難しくなるため、必要最小限にとどめることも忘れずに。
余剰資金でインデックス投資を始める

生活費や生活防衛資金を確保できたら、ようやく「将来のためのお金」を増やすフェーズです。
フリーランスの場合、老後の不安や年金の不足を見越して、資産形成を早めに始めるのがポイントになります。
とはいえ、難しいことをする必要はありません。
- 少額から始められる
- 長期的に見れば成果が出やすい
この2点を満たす方法として、インデックス投資(投資信託)をベースとしたNISAやiDeCoが有効です。
- つみたてNISAで、全世界株式やS&P500系のファンドを積立
- iDeCoで老後資金を積み立て(節税メリットあり)
まずは少額からでも「継続する仕組み」を作っておくことが、資産形成の第一歩になります。
まとめ|最初の4つが整えば、お金の不安は減らせる

完璧を目指す必要はありません。
最初にやるべきことをシンプルに絞って、「できることから始める」ことが何よりも大切です。
- 収支を把握して
- 支出を整えて
- 安心の貯金を確保して
- 将来に備えて少しずつ投資を始める
この4つが整えば、フリーランスとしての生活に必要な「経済的な安心感」は大きく高まります。
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