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マネーフォワード活用ガイド|開業届と青色申告承認を一括作成する手順

マネーフォワードガイド開業届のアイキャッチ画像 退職・開業準備ガイド
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この記事を書いた人
Nao@フリーランス薬剤師

Nao@フリーランス薬剤師|調剤薬局と業務委託契約中
病院・薬局での経験を活かし、自由な働き方やお金の知識をブログで発信しています。
薬剤師免許・認定薬剤師・簿記3級・FP3級保有

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フリーランス薬剤師として独立したい。
でも、「開業届ってどう書けばいい?」「青色申告って難しそう…」そんな不安から手続きに手をつけられずにいませんか?

この記事では、個人事業の開業に必要な2つの書類――「開業届」と「青色申告承認申請書」について、提出の流れと注意点をわかりやすく解説します。
さらに、無料で使える便利なツール「マネーフォワードクラウド開業届」を活用して、誰でも簡単に書類を作成・提出する手順を、画像付きで丁寧にご紹介します。

この記事を読めば、以下のことがわかります:

  • 開業届・青色申告承認申請書の基礎知識と提出方法
  • 電子申請・郵送・持参、それぞれのメリットと注意点
  • 書類作成でつまずきやすいポイント
  • 無料ツールを使ったスムーズな作成・提出の手順

「手続きが難しそう…」と感じていた方も、この記事を読みながら進めれば大丈夫
必要な準備を整えて、フリーランスとしての第一歩を安心して踏み出しましょう。

開業前に知っておきたい基礎知識

マネフォガイド開業①

開業届とは?

「開業届」とは、個人で事業を始めたことを税務署に届け出るための書類です。正式名称は「個人事業の開業・廃業等届出書」で、開業日から1ヶ月以内に提出するのが原則とされています。

ただし、遅れて出しても罰則はなく、実務上は「できるだけ早めに出す」が基本的な考え方です。開業届を提出することで、税務署に「個人事業主として開業した」ことが正式に認められます

なお、税制上の優遇(青色申告など)を受けるには、追加で提出すべき書類があります。詳しくは次の項目で解説します。

青色申告承認申請書とは?

「青色申告承認申請書」は、確定申告の際に「青色申告」を利用するために必要な申請書類です。白色申告よりも控除額が大きく、複式簿記+e-Taxで申告すれば、最大65万円の特別控除が受けられます。

この書類は、開業届とは別に提出する必要があり、提出期限は原則として「開業日から2ヶ月以内」または「その年の3月15日まで」のいずれか早い方です。

青色申告を利用するにはこの申請が必須なので、開業届とセットで提出するのが一般的です。

提出期限と注意点

書類提出期限補足
開業届開業日から1ヶ月以内遅れても罰則なし
早めの提出が安心
青色申告承認申請書開業日から2ヶ月以内または3月15日提出しないと青色申告が使えないため注意

※開業届と青色申告承認申請書は、いずれも同じ税務署に提出します。あわせて提出することで、手続きがスムーズかつ確実に進められます。

提出方法の比較(電子申請・郵送・持参)

方法特徴おすすめ度
電子申請(e-Tax)自宅で完結・印刷不要・控えの確認もオンラインでOK
郵送税務署に行かずに済む・返信用封筒が必要
税務署へ持参即日受付可能・直接相談もできるが時間と手間がかかる

現在はマイナンバーカードとスマホがあれば、e-Taxでオンライン提出が可能です。
この記事では、無料ツール「マネーフォワードクラウド開業届」を使って、電子申請にも対応した方法を紹介していきます。

マネーフォワードクラウド開業届とは?

マネフォガイド開業②

「マネーフォワードクラウド開業」は、個人事業主としての開業に必要な書類を、無料でかんたんに作成できるオンラインツールです。
開業届や青色申告承認申請書の作成に特化しており、はじめての方でも迷わず進められる設計になっています。

主な機能

  • 開業届・青色申告承認申請書の作成
  • 作成書類のPDF出力(郵送用)
  • e-Taxによる電子申請に対応
  • 書類データの保存・再ダウンロード

対応していないこと(注意点)

  • 法人設立(合同会社・株式会社)には非対応
  • 会計処理・帳簿づけは別サービス(マネーフォワードクラウド確定申告など)を利用

こんな人におすすめ

  • 開業に必要な書類をまとめて作成したい人
  • 自宅からスムーズに提出を完了させたい人(e-Tax対応)
  • 書類の書き方に不安があるけれど、ガイド付きなら進められそうな人
  • 税務署に行く時間がない、または極力手間を省きたい人

利用のメリット

  • 完全無料で使える(登録だけでOK)
  • わかりやすい入力ガイドがついているので、初めてでも迷わない
  • 開業届と青色申告の2つの書類が一括で作成できる
  • スマホとマイナンバーカードがあれば、自宅から提出まで完結

では次に、実際の書類作成手順をステップごとに見ていきましょう。

書類作成と注意点の解説(画像付き)

マネフォガイド開業③

Step0|マネーフォワードIDの登録

マネーフォワードクラウド開業の登録①
マネーフォワードクラウド開業の登録②
マネーフォワードクラウド開業の登録③
マネーフォワードクラウド開業の登録④
マネーフォワードクラウド開業の登録⑤
マネーフォワードクラウド開業の登録⑥

まずは「マネーフォワードクラウド開業届」の公式サイトで無料登録を行います。
メールアドレスとパスワードの入力だけでOK。無料のGmailアドレスでも登録可能です。

※すでにマネーフォワードIDをお持ちの方は、そのIDでログインすればOKです。
ただし、そのIDをマネーフォワード MEで使用している場合は、プライベート用と事業用でアカウントを分けるのが安心です。
同じGmailアドレスでも、エイリアス機能(例:xxxx+biz@gmail.com)を使えば、簡単に分けられます。

Step1|書類作成の準備

マネーフォワードクラウド開業の登録⑦
マネーフォワードクラウド開業の登録⑧
マネーフォワードクラウド開業の登録⑨
マネーフォワードクラウド開業の登録⑩

画面の指示に従って、必要事項を入力していきます。選択肢が多い項目もありますが、ガイドが表示されるので安心です。

主な入力項目と注意点:

  • 開業日: 実際の業務開始日でなくてもOK。準備開始日や提出日を基準にしても問題ありません(遡及可能)。
  • 職業「薬剤師」などの具体的な職業名を記載するようにしましょう。
    💡 ワンポイント解説|つい「フリーランス薬剤師」と書きたくなるかもしれませんが、これは働き方を表す言葉のため、届出の職業欄には適していません。
  • 仕事の概要: 「調剤薬局と業務委託契約で働く」など、できるだけ具体的な業務内容を記載しましょう。
  • 働く場所: 「自宅で働く」を選びます。実際に業務を行う薬局ではなく、個人事業主としての拠点=自宅が基本です。
    💡 ワンポイント解説|「薬局で働くから薬局と書く?」と迷う方もいますが、フリーランスはあくまで業務委託の立場です。届出上は自宅で問題ありません。
  • 給与の支払い: 従業員を雇っていなければ「支払わない」を選択します。
  • 申告方法: 「青色申告 55万円控除」にチェックを入れます。複式簿記で記帳することで55万円控除の対象になります。さらに、実際の確定申告を「e-Tax(電子申告)」で行うと65万円控除が適用されます。

Step2|情報の入力

マネーフォワードクラウド開業の登録⑪
マネーフォワードクラウド開業の登録⑫
マネーフォワードクラウド開業の登録⑬
マネーフォワードクラウド開業の登録⑭

続いて、以下の情報を入力します。

  • 申請者情報:氏名、生年月日、住所、電話番号を入力します。番地や建物名の入力漏れに注意しましょう。
  • 所得の種類:「事業所得」を選択します。
  • 屋号: 屋号(事業名)が必要ない場合は「つけない」を選択します。屋号付きの口座を作りたい場合は「つける」を選択して下さい。

Step3|書類の提出

マネーフォワードクラウド開業の登録⑮
マネーフォワードクラウド開業の登録⑯
マネーフォワードクラウド開業の登録⑰
マネーフォワードクラウド開業の登録⑱

すべての入力が終わったら、提出方法を選びます。
マネーフォワードでは、電子申請(e-Tax)またはPDF出力(郵送用)のいずれかに対応しています。

e-Taxで提出する場合:

  • 必要なもの:
    • マイナンバーカード
    • 利用者識別番号(まだ取得していない場合は、事前に国税庁のe-Taxサイトで取得しておく必要があります)
      💡 利用者識別番号について|以前にe-Taxで確定申告をしたことがある方は、過去の申告書や通知書類で確認できます。初めての方は、国税庁のe-Taxサイトから取得する必要があります。
    • 署名用電子証明書の暗証番号(6〜16桁の英数字)
    • 利用者証明用電子証明書の暗証番号(4桁)
    • マネーフォワードクラウド確定申告のアプリでマイナンバーカードを読み取り、そのまま送信

※e-Tax提出の場合、控えは出ませんが、e-Taxの受信通知と申請データが控えの代わりになります(口座開設などに使用可能)。

郵送で提出する場合:

  • 開業届・青色申告承認申請書ともに2部印刷し、1部は控えとして返送してもらう
  • 返信用封筒(切手貼付・自分の住所記載)を同封する

※作成した書類はマイページから再ダウンロード可能です。

まとめ|開業手続きはツールで効率化

マネフォガイド開業④

「開業届」と「青色申告承認申請書」の提出は、フリーランス薬剤師としての第一歩です。
でも、どちらも一見むずかしそうで、つい後回しにしてしまう手続きかもしれません。

そんなときこそ、無料で使える「マネーフォワードクラウド開業」を活用することで、必要な書類を一括で作成し、自宅からでもスムーズに提出できます。

開業準備の不安や手間を減らしたい方は、ぜひこのツールを活用して、スッキリと開業手続きを済ませておきましょう。

👉 開業届&青色申告をまとめて作成したい方はこちら

👉 確定申告も効率化したいならこちら

👉 開業準備について詳しく知りたい方は、フリーランス薬剤師の開業準備まとめ をご覧ください。