フリーランス家計の稼ぎ方ガイド|節約の限界は収入アップで超える

家計の稼ぎ方(アイキャッチ画像) 家計管理・資産形成ガイド
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この記事を書いた人
Noy@フリーランス薬剤師

サラリーマン薬剤師として働き方にモヤモヤを感じながらも、お金の勉強をきっかけに考え方が変化。調剤薬局・病院での実務経験を経てフリーランス薬剤師として独立。現在は調剤薬局と業務委託契約中。

【保有資格】
薬剤師免許・認定薬剤師
簿記3級・FP3級

家計は整えてきた。それなのに、資産が増えるペースは思ったほど上がらない。

「頑張っているのに、なぜ増えないんだろう」

そう感じている方もいるかもしれません。

そこからさらに家計を良くしようとして、頑張る方向を見失いがちです。
100点の節約を目指して、暮らしが窮屈になる。
ポイ活で、目先の数十円を拾いにいく。
SNSのそれっぽい理屈で、FXやら暗号資産やらに手を出す。
どれもそれなりに一生懸命なのに、家計が楽になった実感は得られません。

私は独立する前から、黒字家計とインデックス投資を続けてきました。
そのうえでたどり着いたのが、家計の伸びを決めるのは結局収入だという結論です。
節約と投資を否定するのではなく、その先の一手として収入と向き合う。
この記事は、そんな守りを整えた人のための稼ぎ方ガイドです。

この記事では、次の2つを紹介します。

  • 節約と投資だけでは頭打ちになる理由
  • 本業と副業で収入を増やす考え方

読み終える頃には、節約の先にある次の一手が見え、収入との向き合い方に軸が持てるはずです。

もし投資までの守りがまだ整っていなければ、先にこちらの記事からがおすすめです。
👉 フリーランス家計の増やし方ガイド|収入の波でも続くインデックス投資

節約は限界があり、投資は時間がかかる

家計の稼ぎ方(H2イラスト①)

家計管理から資産形成まで、ここまで整えてきたことは、間違いなく土台です。
そのうえで、構造的な限界があることも知っておく必要があります。

節約で削れる額には、下限がある

節約には、これ以上は削れないという限界があります。
削れる額には下限、いわば床があるからです。

住居費も食費も、ゼロにはできません。
どこまで削っても、生きていくために必要な生活費は残ります。
しかも床に近づくほど、削るのは難しくなっていきます。
月30万円の暮らしを25万円にすることはできても、15万円の暮らしを10万円にするのは大変です。
同じ5万円でも、床に近いほど、満足度と引き換えの我慢になりがちだからです。

それでも、節約が先だったことは間違いではありません。
収入を1万円増やしても、税金や社会保険料を引いた手取りは7割ほどです。
一方で節約は、削った分がまるごと家計に残ります。
やれば誰でも、確実に同じ結果が出る再現性もあります。

インデックス投資は、すぐには増えない

投資には、時間がかかるという性質があります。

インデックス投資は、世界経済の長期的な成長に乗っかる方法です。
複利の効果は最初の数年ではほとんど見えず、10年20年という単位でようやく実感できます。
とくに積立の初期は元本が小さく、複利が効く土台がまだ育っていません。

そして、利回りは自分では選べません。
市場が決めるもので、頑張って増やせる数字ではないからです。
積立を続けている間も、株価は上がったり下がったりを繰り返します。
今日の積立が明日の家計を楽にしてくれるわけではありません。

それでも、投資を続けることは間違いではありません。
世界経済の成長に乗る以上、長い目で見た期待値は貯金より高いからです。
時間がかかるのは欠点ではなく、時間を味方につける方法だと言えます。

ただし、節約には限界があり、投資には時間がかかる。
家計管理と資産形成を丁寧に続けてきた人ほど、この2つの壁にぶつかることになります。

家計の伸びを決めるのは、結局収入

家計の稼ぎ方(H2イラスト②)

家計が1年でどれだけ増えるかは、シンプルな式で表せます。

収入 − 支出 + 資産 × 利回り

稼いだお金から使ったお金を引き、残った資産が利回りで少し育つ。
この式の積み重ねが、資産形成のすべてです。

ここで、式の中身をひとつずつ見ていきます。

支出を減らすことには、床がありました。
削れる額には下限があり、床に近づくほど暮らしの満足度と引き換えになります。

利回りは、自分では選べませんでした。
市場が決める数字で、効いてくるまでに時間もかかります。
とくに積立の初期に資産を増やすのは、投資ではなくほぼ貯蓄です。

残っているのは、収入だけです。
支出には床がありますが、収入には天井がありません

投資の世界には、入金力という言葉があります。
毎月どれだけのお金を投資に回せるか、つまり収入から支出を引いた残りのことです。
支出の削減で入金力を上げる方法には、限界がすでに見えています。
ここから先、入金力を上げる手段は収入を増やすことしか残っていません。

本業で稼ぐ|収入の柱を太くする

家計の稼ぎ方(H2イラスト③)

収入を増やす起点は、やっぱり本業です。
いちばん時間を使っているため、家計への影響もいちばん大きくなります。

どこで働くかで、収入の天井は変わる

身も蓋もない話から始めます。
収入を増やすいちばんの近道は、報酬の高い場所に移ることです。

同じ能力、同じ働きぶりでも、どこで働くかで収入は大きく変わります。
儲かっている業界には、人にお金を払う余裕があります。
そして同じ業界でも、働く人に報いる会社と、そうでない会社があります。
儲かっていても払う気のない会社にいれば、頑張りは待遇に反映されません。

個人の努力で年収を10万円上げるより、場所を変えて100万円変わることも現実にはあります。
フリーランスなら、単価を交渉する、契約先を変えるといった動きが、そのまま収入に直結します。
サラリーマンなら、その手段は転職です。
今の会社の給与に満足していて、今後の昇給も十分に期待できるなら、あえて独立を考える必要はないかもしれません。
独立だけが、収入を増やす道ではありません。

同じ時間で、いくら稼げるか

ただし、働いて得る収入には性質があります。
稼働を増やせば収入は伸びますが、その分だけ自分の時間が減ります。
働けなくなれば、収入は止まります。
良くも悪くも、労働収入とはそういうものです。

だからこそ、同じ収入でも、働いている時間の長さで意味が変わります。
同じ月30万円でも、長い時間をかけて稼ぐのと、短い時間で稼ぐのとでは、暮らしの余裕がまったく別物です。
なので生活残業のような、自分の時間と引き換えに収入を足すやり方は筋が良くないと考えています。
目指したいのは、同じ時間でより多く稼げるようになることです。

ここまでの視点で、本業を眺め直してみます。
業界や会社という環境と働き方から、自分なりの稼ぐ道筋を探す必要があります。

筆者は薬剤師なので、資格に需要があり、職場や雇用形態で待遇が変わります。
時給は比較的高めですが、勤め先によっては長時間労働が前提になりがちな仕事でもあります。
また報酬の原資は国が決める診療報酬なので、収入には天井があります。
仕事のやりがいは別として、お金の面だけで言えば、天井が高いわけではない、でも床が低いわけでもない。
そこで、そこそこの単価と安定を活かして長時間労働から抜け出すことを、筆者なりの道筋にしました。
フリーランスを選んだ理由の一つです。

副業で増やす|収入の柱を複線化する

家計の稼ぎ方(H2イラスト④)

収入の柱を太くする次は、柱を増やすことです。

副業は、すぐには稼げない

先に、現実から書いておきます。
副業は、始めてもすぐには稼げません。
筆者も本業のかたわらで情報発信を続けていますが、現実は厳しいものです。

時給に換算すれば、本業の稼働を増やした方がマシとも思えます。
ここで割に合わないと感じて、やめていく人が多いのもうなずけます。

ただ、思い出してみてください。
本業で稼げるようになるまでにも、長い時間がかかったはずです。
会社員時代から1日8時間、週5日を何年も続けて、ようやく今の収入にたどり着いたと思います。
学生時代の勉強まで含めれば、さらに長い時間です。

さらに、副業で競う相手は、同じことを専業でやっている人たちです。
顧客からすれば、片手間かどうかは関係なく、良い仕事ぶりを選ぶだけです。

だから副業も、稼げるまでに時間がかかって当たり前です。
すぐに稼げないのは、失敗ではなく前提だと思います。

収入の柱が2本あると、家計は安定する

複線化の価値は、家計が安定することにあると考えています。

フリーランスは、収入源が1本だと契約や市況しだいで家計が傾きます。
柱が2本あれば、片方の波をもう片方が吸収してくれます。
これはサラリーマンであっても一緒です。

とはいえ、暮らしを支えるのはあくまで本業です。
生活費をまかなえる収入があるからこそ、稼げない期間の副業を続けられます。
本業をおろそかにして副業へ手を広げると、土台ごと揺らぎます。
収入につながるスキルを磨き、単価や契約を見直すことが優先です。
本業あっての副業です。

その前提で選ぶなら、本業に関わる領域が良いと考えています。
まったく知らない業界にゼロから挑むと、稼げるまでの時間はさらに長くなります。
本業に関わる領域なら、持っている知識や経験がそのまま活かせます。
関わり方は人それぞれで、スキルをそのまま使う仕事もあれば、情報発信のような形もあります。

副業が育った先には、法人化のような選択肢もあるはずです。
筆者はまだその手前で、二本目の柱を地道に育てている途中です。

まとめ|守りを整えたら、次は収入と向き合う

家計の稼ぎ方(H2イラスト⑤)

この記事では、守りの家計管理と資産形成の先にある、収入との向き合い方を紹介しました。

  • 節約は限界があり、投資は時間がかかる
  • 家計の伸びを決めるのは、結局収入
  • 本業の柱を太くし、副業の柱を足して複線化する

この3つを進めていくと、家計が伸びるだけではありません。
単価が上がれば、働く時間を減らせます。
収入の柱が増えれば、働き方も変えやすくなります。
筆者がフリーランスという働き方を選べたのも、この考えがあってのことです。

会社員として稼ぎ続けるのも、副業を育てるのも、独立するのも、答えは人それぞれです。
もし働き方を変えることが視野に入ってきたら、退職前の準備から丁寧に整えていきましょう。

次に進めるアクションはこちら:

👉 フリーランス移行の退職前準備|心構え・お金・段取りを丁寧に整える
働き方を変える前にやっておきたい、心構え・お金・段取りの整え方をまとめています。