フリーランス薬剤師の実務・会計まとめ|契約から納税まで1年を俯瞰

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この記事を書いた人
Noy@フリーランス薬剤師

サラリーマン薬剤師として働き方にモヤモヤを感じながらも、お金の勉強をきっかけに考え方が変化。調剤薬局・病院での実務経験を経てフリーランス薬剤師として独立。現在は調剤薬局と業務委託契約中。

【保有資格】
薬剤師免許・認定薬剤師
簿記3級・FP3級

フリーランス薬剤師として独立し、ようやく自分の働き方が始まる。
胸が高鳴る一方で、実務のあれこれに不安を覚えてはいないでしょうか。

「契約書ってどう用意する?」「帳簿は毎日つけるもの?」「税金はいくら残しておけばいい?」

私も、独立した1年目は同じでした。
会社にいたころは、そうした実務のほとんどが会社任せで済んでいました。
それが独立すると、仕事を得てから税金を納めるまでを、すべて自分で担うことになります。

独立後の実務は、大きく4つの段階に分かれます。

  • 最初の案件をつくる
  • 契約を交わし、報酬を請求する
  • 帳簿をつけ、確定申告する
  • 税金を納める

案件 → 契約 → 記帳 → 納税。

仕事によって、契約の形も請求の時期も変わります。
ただ、帳簿づけと確定申告を済ませ、最後に税金を納めるところは、どの仕事でも同じです。
そして翌年も、この流れをくり返します。

この記事では、独立後の実務をこの4段階で俯瞰します。
読み終えるころには、実務がどんな順番で進むのかが見え、自分がいまどの段階にいるのかもわかります。
気になっている段階から読み始めても、全体は見失いません。

フリーランス薬剤師だからといって、実務の大枠はほかの職種と変わりません。
構えすぎずに読み進めてください。

最初の案件|“今の職場”が入り口になることもある

実務会計まとめ(H2イラスト①)

はじめに、最初の案件をつくる段階です。
雇われていれば、仕事は会社が用意してくれるものでした。
独立すると、その仕事を自分でつくるところから実務が始まります。

案件のつくり方は、マッチングサービスや派遣、自分で営業するなど、人それぞれです。
筆者の場合はそのどれでもなく、勤めていた薬局で雇用から業務委託へ契約を切り替えました。
仕事内容も、信頼関係も、変わらないまま。

誰にでも当てはまる方法ではありません。
それでも、最初の案件が“今の職場”から生まれることもあります。

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契約と請求|取引先とのやりとりを整える

実務会計まとめ(H2イラスト②)

次は、取引先とのやりとりです。
契約を交わし、報酬を請求する。
この2つはどの仕事にもついて回ります。

契約書は、最初から完璧である必要はありません。
マネーフォワード クラウドのテンプレートを叩き台にするだけでも、話は前へ進みます。
まずは一通、かたちにするところから始めます。

マネーフォワードではじめる契約書のつくり方|テンプレ活用でもOK
フリーランスが業務委託契約書のつくり方と準備の流れを整理。契約書がなぜ必要か、最低限おさえたい記載項目、マネーフォワード クラウドの無料ひな型を使って叩き台から始める手順を、独立時の実体験をもとに解説します。

請求書は、報酬を受け取るための書類です。
マネーフォワード クラウド請求書でつくれば、請求だけでなく記帳もラクになります。
月ごとの請求が、そのまま帳簿につながっていきます。

マネーフォワードではじめる請求書のつくり方|請求実務を迷わず進める
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記帳と申告|毎月の帳簿づけと、年1回の決算

実務会計まとめ(H2イラスト③)

続いて、記帳と申告です。
取引を毎月記録し、年に1回まとめて報告する。
取引が発生すれば、帳簿づけも始まります。

記帳は、ひとつひとつ手で入力する作業ではありません。
マネーフォワード クラウド確定申告に取り込まれた取引を、確認して登録する作業です。
この型が固まれば、毎月の負担はぐっと軽くなります。

フリーランス初年度の記帳ガイド|マネーフォワードで帳簿づけする手順
マネーフォワード クラウド確定申告での記帳のやり方を、開業初年度の実務に合わせて整理。元入金・開業費など最初に必要な処理から、請求書連携・自動/手動仕訳の登録、未仕訳や残高の確認まで、迷わず回せる手順としてまとめて解説します。

確定申告は、準備が9割です。
先に必要書類をそろえ、帳簿を整えてから進めれば、あとは画面の流れに沿って入力するだけで済みます。
退職した年は、給与所得も申告するので、書類の準備には少し余裕を持ちたいところです。

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納税|報酬は全部使えるお金ではない

実務会計まとめ(H2イラスト④)

最後は、税金を納める段階です。
会社にいたころは、給与から天引きされていました。
独立すると、口座に入った報酬から自分で払うことになります。

所得税と住民税に加えて、フリーランスになると個人事業税もかかります(人によっては消費税も)。
健康保険料と年金保険料も、自分で納めることになります。
いつ・何を・どうやって払うのか。その全体像を知っておくことが、備えの第一歩です。

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まとめ|初年度を経験すれば、翌年からはラクになる

実務会計まとめ(H2イラスト⑤)

独立後の実務を、4つの段階で俯瞰してきました。

  • 最初の案件をつくる
  • 契約を交わし、報酬を請求する
  • 帳簿をつけ、確定申告する
  • 税金を納める

会社にいたころには、この流れを意識することもなかったと思います。
自分で担うからこそ、それぞれの段階がつながって見えてきます。

初めての年は、戸惑って当たり前です。
ただ、一度経験してしまえば、翌年からは「去年もやった」という感覚が支えになります。
案件 → 契約 → 記帳 → 納税。この順番さえ頭にあれば、次に何をするかの地図になります。

納めたあとに残ったお金を、どう活かしていくか。
家計を整え、資産を育てる話は、独立後も変わらず続きます。
一方で、まだ準備の段階にいる方は、この流れを頭の片隅に置いておくだけで十分です。

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